葛城市の奈良穴場観光スポット『現徳寺』





現徳寺 | 松柿という下は松で上は柿が育つ不思議な木があるお寺

3.00
評価する布施弥七郎(ふせやしちろう)が文明年間に庵を結び「東光庵(とうこうあん)」と号したのが始まりと言われている。
延徳(えんとく)三年に浄土真宗となり東光山現徳寺と改ためました。境内には根部が松で、上部が柿という珍しい霊木「松柿(まつがき)」があります。
この松柿は下は松の木、途中から柿の木という不思議な木で、蓮如上人が松の木を台木に柿ノ小枝を接ぎ木したと伝えられている。
この柿の実をたべると腹痛が治るといわれ民謡にもつぎのように歌われています。
「ここは今市 げんとく寺のお庭松に柿とは この寺か」
現徳寺を観光した運営者の感想
孝女伊麻の石碑から歩いて1分くらいの場所にあります。松柿は実ってる時期でなかったので、今度は秋に来てみたいと思います。
でも、松に添え木してなんで柿がそのまま生育するんだろ...蓮如上人恐るべしです。
観光基本情報
葛城市の観光地名 | 現徳寺 | 松柿という下は松で上は柿が育つ不思議な木があるお寺 |
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ジャンル | 神社・お寺・寺院 建物・建築物 |
住所 | 奈良県葛城市南今市458 |
電車・バスでのアクセス | 磐城駅より徒歩10分 |
車でのアクセス | 西名阪「柏原インター」を降りて国道165号線を奈良方面に20分ほど走り、兵家交差点の次のT字交差点を左折して2、3分 |
駐車場 | 孝女伊麻の石碑に駐車場があり、そこに止めて参拝することができます。 |
入館、拝観料など | |
営業時間 | 00時00分~00時00分 |
休日 |
その他
浄土真宗中興の祖といわれる蓮如上人が吉野の本善寺へ下向した文明19年(1487)10月、
途中、今市の東光庵へ立ち寄られた時、上人は城主弥七郎に
「当今は末法の世で、聖の道の修行は容易でない、今の衆生は自分の力ではさとりにくい、弥陀をたのみとして念仏することで、それを忘れては煩悩罪障のこの身で往生を遂げることは難しい、これ全く仏カの不思議なはからいによることである」
と教化されました・
弥七郎は、たちどころに弟子となり、法名を道光と名づけました。
その後、再び蓮如上人が立ち寄り、現徳寺境内にあった松の木を台木に柿の小枝を接ぎ
「今、汝に勧める弥陀の本願が虚妄ならば、この接木も空しくなる実なれば栄え繁昌する」
といわれました
不思議なことに、この松に柿を接木した霊木は、今もなお実を結びます。