葛城市の奈良穴場観光スポット『孝女伊麻の碑』



孝女伊麻の碑 | 松尾芭蕉も手紙を送った親孝行な物語

3.00
評価する伊麻は寛永元(1624)年に農夫の子として生まれた。4歳年下の弟がいた。幼くして母を失い、2人の子連れの継母を迎えた。
13歳で伊麻は農家、弟は商家の丁稚奉公に。姉弟は一生懸命働き、両親に尽くしたが、継母は家を出てしまう。成人して弟は桶屋を開き結婚したが、伊麻は生涯独身で糸を紡(つむ)いで働き続けた。
大和で流行した疫痢で父が病にかかり、医者にも見放された。伊麻は父の回復を神仏に祈り続けた。ウナギの肝が病気に効くと聞き、姉弟は川を探したが見つからない。それでも伊麻は看病を続け、ウナギを探した。
ある夜、台所の水瓶から水が飛び出る音で目を覚ました。瓶の中を見ると大きなウナギが入っていた。父に食べさせると、たちまち全快。残りのウナギを村人に分けて多くの命を救ったとされる。「伊麻の父を思う心が神仏に通じた」と誰もが伊麻に感謝した。
この話を聞いた松尾芭蕉も、伊麻のもとを訪ねた。「今回の旅は伊麻に会ったことで充分だ」。芭蕉は友人に手紙を書いたという。伊麻は父が死ぬまで孝行を続け、晩年は仏門に入り名を妙徳(みょうとく)と改め、81歳で亡くなった。
孝女伊麻の碑を観光した運営者の感想
大和名所図会に載っている場所だったので、行ってみました。孝女伊麻という人はここに来て初めて知りましたが、松尾芭蕉も知ってるような有名人でびっくりしました。
観光基本情報
葛城市の観光地名 | 孝女伊麻の碑 | 松尾芭蕉も手紙を送った親孝行な物語 |
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ジャンル | 古墳 建物・建築物 |
住所 | 奈良県葛城市南今市461 |
電車・バスでのアクセス | 近鉄南大阪線磐城駅から徒歩約12分 |
車でのアクセス | 西名阪「柏原インター」を降りて国道165号線を奈良方面に20分ほど走り、兵家交差点の次のT字交差点を左折して2、3分 |
駐車場 | 2、3台止めれる無料駐車場あり |
入館、拝観料など | |
営業時間 | 00時00分~00時00分 |
休日 |