天川村の奈良穴場観光スポット『南朝黒木御陵跡』

南朝黒木御陵 / 賀陽宮家によって建設されたって!?

3.0
評価する南朝黒木御陵跡は、南北朝時代の南朝側の御陵です。
建立は賀陽邦壽。賀陽宮家は明治33年に設立された宮家で、所出は崇光天皇。戦後の昭和22年に皇籍を離脱されています。
天皇家最後の分裂、南北朝を鎮魂するため、またこういう悲劇起こさないために建設されたということです。
供養塔には
日の本は国土的にも民俗的にも世界の中枢であり日本の皇統はその中軸にして世界は皇統を独楽の辛棒さながらに転回しています
その皇統に霊的不和がある時は世界は平和を保持し能わず 依って皇統最後の確執たる南朝北朝皇統の霊的和解の御供養を敢行し 世界の平和と人類の幸せを祈念する目的を以ってこの宝篋印塔を建立した次第であります。
と書かれています。
また、黒木とは白木に対して"粗末な"とか"仮の"という意味があります。
南朝黒木御陵跡を観光した運営者の感想
日本で最後の天皇同士の争い、南北朝時代の鎮魂の意味も込められた南朝黒木御陵跡。
昔の日本は、天皇同士でもたくさんの争いがあったと日本書紀にも結構書かれていますが、
飛鳥以降で大規模な争いは、今までの間でこれが最後です。
その最後の南北朝時代の鎮魂を込められて作られたのが、この南朝黒木御陵跡だそうです。
南朝は、吉野が首都で南部にこういった遺構がたくさんありますが、
南北朝時代を知るためには、大事な場所だと思います。
観光基本情報
天川村の観光地名 | 南朝黒木御陵 / 賀陽宮家によって建設されたって!? |
---|---|
ジャンル | |
住所 | 奈良県天川村坪内111 |
電車・バスでのアクセス | 近鉄橿原神宮前から下市口下車
奈良交通バス「中庵住行」バスで約1時間「天河神社前」下車 |
車でのアクセス | ★大阪市方面から
・・・南阪奈道路経由R169・R309で天川村へ (大阪市内から天川村川合まで約2時間〜2時間半) ★京都・奈良市方面から ・・・京奈和自動車道橿原バイパス経由R169・R309で天川村へ (奈良市内から天川村川合まで約2時間) ★名古屋方面から ・・・名阪国道針ICからR370経由R169・R309で天川 (針ICから天川村川合まで約1時間45分〜2時間(名古屋西ICから約3時間半)) ※道路の通行規制/冬季通行止めについて ・R309行者還トンネル方面は冬季閉鎖(12月中旬〜4月中旬) ・県道洞川下市線(小南峠方面)及び県道大峰山公園線(母公堂から大峯大橋)は冬季通行止 ・広域基幹林道吉野大峯線(洞川〜吉野)及び林道高原洞川線(洞川〜川上村)は冬季通行止(12月〜3月末) |
駐車場 | 天河大弁財天社の前に無料の駐車場あり |
入館、拝観料など | |
営業時間 | 00時00分~00時00分 |
休日 |