長尾神社は一ノ鳥居から参道までの風景がキレイ
長尾神社は平安時代に編纂された延喜式神名帳に「葛下郡長尾大明神 大 月次 新嘗」と記される
伝統ある式内大社です。
ご祭神は伊勢神宮内宮外宮の大神。(内宮:天照坐皇大御神(天照大御神)、外宮:豊受大御神)
江戸時代の社伝には、水光姫命と白雲別命とも記されている。
また、一の鳥居から二の鳥居まで300mもある。神社の参道は馬場先とも呼ばれているが
かつて流鏑馬(やぶさめ)神事に使われた名残だそうです。
主祭神と創建時期
主祭神 | 天照大神, 豊受大神, 水光姫命(豊御富), 白雲別命 |
社格等 | 式内社(大), 旧郷社 |
創建時期 | 嘉吉3年(1443年) |
長尾神社について
葛城市長尾にある長尾神社では、御祭神は水光姫命(みひかひめのみこと)と白雲別命(しらくもわけのみこと)が祀られています。 当社の創建は明らかではありませんが、平安時代の書物である「三代実録」や「延喜式(えんぎしき)」神名帳にも記載される葛下郡の式内社で、とても古い歴史を持つ神社です。 また放光寺古今縁起(ほうこうじここんえんぎ)(1443年)には、飛鳥時代に天武天皇が壬申の乱で勝利したことから、その報賽(ほうさい)としてこの地を神地と定められたと記されています。 古代においてこの長尾神社の場所は、大阪方面から竹内街道を通って大和へ入り、飛鳥の藤原京に至る古代の大道「横大路」の西側の入口となる所であり、重要な場所に社地を構えていました。 そして現代に至っても、この長尾の地は竹内街道や長尾街道などの主要な街道が集まり交差する、交通の要衝であることから、この街道を行き交う人々の守護神、いわゆる交通安全の神様としても、厚く信仰されています。
長尾神社に行った感想
自転車で葛城市内を巡っているときに見つけた神社です。
まず驚くのは一の鳥居から二の鳥居までの距離!これは絶対すごい神社だと思い自転車をこいで向かいました。たくさんの絵馬があり、しかも年代はかなり古い!
たまたま神社の関係の方もおられて、お話を聞いたり掲載をしていいかお願いしたりしてたのですが、
とても親切にお話をしていただき、長尾神社の関係資料もたくさんいただきました。
とても由緒のある、歴史ある神社なので葛城市を観光される際はぜひ一度お立ち寄りを!
長尾神社の基本情報
観光地名 | 長尾神社 |
住所 | 奈良県葛城市長尾471 |
電車・バスでのアクセス | 尺土駅より鳥居まで徒歩10分 近鉄南大阪線磐城駅より徒歩5分 |
車でのアクセス | 西名阪柏原ICを降りて、国道165号線を南下、二上山を右に見ながらひたすら道なりに30分ほど走ると国道166号線(竹ノ内海道)との交差点につくので右折して約5分左手に葛城市役所 当麻庁舎が見える。 駐車場はそこにしかないので、そこに止めて徒歩10分くらい |
駐車場 | 市営當麻観光駐車場 場所 奈良県葛城市當麻368番地 利用時間 午前10時から午後5時まで 駐車台数 普通車20台 バス2台 普通・軽自動車1日1回610円 バス1日1回2,050円 自動二輪車等1日1回300円 ※相撲館を利用すると葛城市営當麻観光駐車場の使用料金が割引になります。 普通・軽自動車1日610円→300円 バス1日2,050円→1020円 |
入館、拝観料など | – |
拝観時間 | – |
長尾の語源は蛇の長い尾っぽ。大蛇の頭は三輪の大神神社で尾っぽが長尾神社!?
葛城市を自転車で巡ってた時に、たまたま通りがかった場所です。
自転車をこいでいると急に表れる鳥居!!

!?

!?!?

長尾神社参道!?
いや、見えませんよ?どこに神社あるんですか??鳥居だけ残ってるのかな??そんな気持ちでした。ほんと実際に行ってもらったらわかりますが、え?どこってなります(笑)

参道はこんな感じなんです(笑)ないでしょ?神社

私は自転車で来てたので苦ではなかったですが、ぶっちゃけ歩いてきてたら引き返してたかもしれません。で自転車で1、2分走ると…

ででーーーーーん!!
つきました長尾神社!

このとても長い参道を走ってる間に、この長尾神社というところ絶対にすごい神社なんだと思っておりました。が、やはり想像通りすごい神社なのです!
ちなみにこの長い参道はその昔流鏑馬をするためにこの長さになったのではないかというお話もあるそうです。一の鳥居から二の鳥居まで約300m!!

この拝殿は昭和11年に新築されたそうです。まさしく葛城山にお参りするような気持ちでした。この長尾神社は日本で一番古い官道竹ノ内街道と長尾街道が交差する交通の要衝で、あの神社本庁の本宗伊勢神宮と東西一直線で結ばれている場所にあるという、皇室の氏神である伊勢神宮と一直線で結ばれてるとか、絶対何かありますよね!
また、奈良盆地東側には大神神社や石上神宮など日本最古の神社や神宮などの聖域があることに対して、この長尾神社がある奈良盆地西側には、高鴨、笛吹、この長尾神社とどれも東経135度42分の同一線上に並んでおり、西側を守る聖域だったかもしれないそうです。そんな由緒ある場所で、西側の守り神でもある神社歴史がないわけがない!まだ調査されていない色々な歴史がありそうな気がします。

また、こちらの神社には絵馬殿があり多数の絵馬が飾ってあります。古いものでは、安永八年(1779年)という200年以上前のものもあるそうです。




そんな日本の始まりにも深く関わってる長尾神社、西日本の長尾さんも自分の名字の始まりの地である長尾神社にぜひ来てみてください!大阪からも近鉄南大阪線ですぐですよ!
- 長尾神社の画像
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