聖徳太子の愛犬雪丸で有名な達磨寺
※2015年11月7日に撮影したものをご紹介しております。 達磨寺は日本書紀にも載っている由緒正しいお寺。聖徳太子と達磨大師が出会ったところから始まったお寺だそうです。
『日本書紀』によると、推古天皇21年(613年)12月、聖徳太子が道のほとりに伏せっていた飢人を見つけ、飲み物と食べ物、それに衣服を与えて助けましたが、飢人は亡くなりました。そのことを大いに悲しんだ聖徳太子は、飢人の墓をつくり、厚く葬りましたが、数日後に墓を確認してみると、埋葬したはずの飢人の遺体が消えてなくなっていました。 この飢人が、のちの達磨大師の化身と考えられるようになり、達磨寺は生まれました。 このように、聖徳太子と達磨大師の出会いからはじまった達磨寺には、今も本堂の下に達磨寺3号墳とよばれる古墳時代後期の円墳があります。 これが、聖徳太子が飢人のためにつくったお墓、すなわち達磨大師の墓とされ、鎌倉時代にその上にお堂が建てられて、本尊として道内に聖徳太子像と達磨大師像が安置されました。
ご本尊と創建時期
本尊 | 千手観音 達磨大師 聖徳太子 |
宗派 | 臨済宗南禅寺派 |
開祖 | 聖徳太子 |
創建時期 | 推古天皇21年(613年) |
文化財 | 絹本着色涅槃図、木造聖徳太子坐像、木造達磨坐像ほか(重要文化財) 方丈、達磨寺出土石塔及び舎利容器(県指定有形文化財) |
札所 | 聖徳太子霊跡第19番 |
達磨寺について
達磨寺は片岡山の麓に立っているお寺です。 このお寺は、聖徳太子が出会った達磨大師の化身である飢人を葬ったと伝承のある塚を中心に 建立された寺院です。 お寺の中央部には石塔が埋まっており、石塔の中には水晶五輪塔が置かれていました。 石塔の埋葬は13世紀ごろと考えております。 お寺の周りには古墳が3つあり、古墳時代後期の円墳があります。 また、聖徳太子の愛犬「雪丸」のお墓もあり歴史にとても関わりのあるお寺です。
室生寺に行った感想
国道168号線沿いにあるお寺で、よく前を通っていたのですが、なかなか入ることがなく いつか行ってみたいと思っておりました。 思った以上に綺麗なお寺で、お寺におられたボランティアの方に聞いたところ、建て替えをしたそうです。 また、筒井重慶が葬った、松永久秀のお墓や、古墳時代後期の古墳が3基あったり、 王寺で今流行っている聖徳太子の愛犬雪丸のお墓などもあり、とても面白かったです。 雪丸グッズもついつい買ってしまいました。
達磨寺の基本情報
観光地名 | 片岡山 達磨寺 |
住所 | 奈良県北葛城郡王寺町本町2-1 |
電車・バスでのアクセス | JR王寺駅、近鉄生駒線王寺駅から徒歩10~15分 |
車でのアクセス | 西名阪香芝ICを降りて、国道168号線を北上、15分くらい。 |
駐車場 | お寺の前に無料駐車場有 |
入館、拝観料など | 無料 |
拝観時間 | – |
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